JELLYFISHグループが非常に重視しているのが、世界中のあらゆる人に機会を提供したいという思いだ。

田中)「実際、私たちの企業沿革そのものがそのときどきに訪れる『機会』を捉えてうまくフォローウィンドに乗ることで築いてきた歩みなんです。最初から事業計画をゴリゴリ作って綿密な計画のもとに事業を推進してきたというよりは、自分たちの特性をもっとも発揮できる『機会』にタッチできる場所にうまく身を置いてきたと思います。そして、その都度その機会を最高に活かすべく試行錯誤して築いてきた道のりです。
けれど機会は残念ながら誰にも等しく訪れるものではないですよね。その機会に触れられる適切なときに適切な場所にいなくてはならない。そして、その適切なとき、場所にいたとしても自分が機会を活かせる人材でなくてはならない。だから留学、教育という自身を磨く面で学生をサポートすることが一つの機会の提供として大事にしてきた事業なんです。そしてこれから、満を持して日本での人材事業も本格的に推進していきます」。

2014年9月よりHR事業を東京でも新たに展開予定だ。しかも日本で人材事業に参入する、といっても市場は世界であり、つまり各国法人とともにクロスボーダー式に人と企業をマッチングすることがJELLYFISHには可能なのだ。基本は日本にいる外国人(新卒・既卒含む)への就職支援だが、それを皮切りに、たとえばベトナムにいる学生を日本へ、フィリピンへと紹介することができる。各国の現地ニーズを迅速に捉え情報交換および連携を図れるまさに『JELLYFISHならでは』の強みを活かした展開となる。

田中)「学ぶ場所、働く場所を学生が選択できるので個々人の状況や夢、目標に沿ったパーソナルな機会の提供がもっと身近になります」。
並行して企業の求める水準のベースに沿うビジネス研修や教育も進めていく。

もう一つ、日本で始まるまったく新しい事業が日本語学校の開設だ。もともと、JELLYFISHでは留学希望の学生を日本の学校へ紹介する事業をしてきた。それを自らが主体となって日本語学校を創設するのは初の試みとなる。

田中)「日本語学校事業は今後別法人化して運営していく予定です。語学教育をしながらそのアウトプットである就職までを一環してサポートしていく体制なので当然責任も大きいですが、日本に来る留学生の、学業を中心とした日本での生活全般への管理体制がスムーズになります。たとえば留学生の持つ不安要素に対するサポートの手が講じやすくなりますし、よりダイレクトに就職先となる企業へのアクションを図ることができます。また、時間をかけて学生のさまざまなデータを蓄積することは、日本における留学生の就職動向のナレッジを役立てていくこともできるでしょう。もちろん、日本を出て現地法人のある国でのインターンシップなんかも進めていきます。3ヶ月程度の短期留学として来日した学生には充実した体験をしていただき再び長期留学生として戻ってきてほしいですし、1年以上の長期留学生には将来の目標に沿ったサポートをじっくりしていきます」。